2015.12.13
The Mask of Zorro 邦題:マスク・オブ・ゾロ
アメリカの作家ジョンストン・マッカレーによるパルプヒーローの映画化作品。898本目の映画投稿です。
19世紀初頭、スペインからの独立を宣言したメキシコ。カリフォルニア知事だったドン・ラファエル・モンテロ(スチュアート・ウィルソン)は、本国スペインへ帰還する前に民衆のヒーローであるゾロを倒そうと待ち構えていました。
ゾロの正体が町の有力者であるドン・ディエゴ・デ・ラ・ベガ(アンソニー・ホプキンズ)であることをつきとめたモンテロは、彼を捕らえて投獄し、生まれたばかりの一人娘を奪い去ります。そして美しい彼の妻は、この逮捕劇の間に命を落としてしまいます。
20年後。なんとか脱獄したデ・ラ・ベガは、モンテロがカリフォルニアに戻ったことを知り彼を殺害しようとしますが、同伴していた成人した娘のエレナ(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)を見て思いとどまります。彼女はモンテロの娘として彼のもとで育てられたのでした。
ほどなくデ・ラ・ベガは、モンテロの部下であるラブ大尉(マット・レッシャー)に兄を殺され、自暴自棄に陥っていたお尋ね者のアレハンドロ(アントニオ・バンデラス)に出会います。アレハンドロが、かつて自分の命を救った少年だと知ったデ・ラ・ベガは、彼をゾロの後継者として育てようとします。
厳しい修行を経て新生ゾロとなったアレハンドロは、貴族に成りすましてモンテロの屋敷で行われている夜会に乗り込みます。情熱的なダンスを踊ったアレハンドロとエレナに間には恋心が芽生えます。一方、モンテロは掘り出した金鉱を使ってカリフォルニアをメキシコから買い取ろうとしていました。
私の世代、つまり昭和30年前後生まれのおっさんにとっては「怪傑ゾロ」が有名ですが、その映画化作品であり、はまり役としてのバンデラスの為の真正ゾロ誕生の物語でもあります。
老いたゾロを演じるのは名優アンソニー・ホプキンス。これがまた新生ゾロとの対峙として素晴らしいキャスティングになっています。
老ゾロの愛娘役はキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。ええですよねぇ~ラテン的といいますか情熱的。私もゾロになればよかった!
ちなみに「ゾロ」とは、スペイン語でインディオの守護獣である黒狐のことです。
出演:アントニオ・バンデラス,アンソニー・ホプキンス,キャサリン・ゼタ=ジョーンズ,スチュアート・ウィルソン,マット・レッシャー,モーリー・チェイキン
監督:マーティン・キャンベル (1998年)
BOSS的には・・・★★★☆☆
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