2016.01.14
Predator 2 邦題:プレデター2
大都市に現れた人狩りエイリアンと警察との壮絶な戦いを描いたSFアクション作品。904本目の映画投稿です。
1997年、ロスアンゼルス。抗争が激化する麻薬組織を追うロス警察のハリガン警部補(ダニー・グローヴァー)、同僚のダニー(ルーベン・ブラデス)とレオーナ(マリア・コンチータ・アロンソ)は、踏み込んだ現場で、原因不明の惨劇を目にします。しかし部長のハイネマンはDEA(連邦麻薬調査局)の領分だと言って調査の中止を命じます。
DEAの調査官キース(ゲイリー・ビジー)への捜査協力を無視し、新しい仲間ジェリー(ビル・パクストン)らと共に捜査を続けるハリガン。ある夜、麻薬王レイモンの住むペントハウスを襲撃したジャマイカ人のブードゥー教集団が何者かによって惨殺されます。
ハリガンらはたった一人の生き残りのレイモンの愛人が「悪魔がやって来た・・・」と呟くのを聞きますが、すぐにキースらによって追い出されてしまいます。
夜中に再び現場を訪れた相棒のダニーは、現れたプレデターによって殺害されます。
前作で華々しく登場した「醜い顔」のプレデター。熱帯と戦いが好きという意味不明の説明ではなく、人狩りならやっぱり人口密度の多い都市部でしょう!という期待に応えて、ロスアンジェルスに現れます。しかも宇宙船付き!
前作の前半までに観客に抱かせた「こいつは何者?」というオカルト的要素はネタバレのため無し。また、町中で人工光と人に溢れた本作では、あのサスペンス要素も薄れてしまいました。
主人公の存在感の違いもありますが、続編というよりは別の監督の別の物語になってしまいました。あっ、本作の主人公はプレデター?
でも、あの「なんて醜い」プレデターがちょっと好きになってしまう展開。結局、最後にはプレデターのアイデンティティを示すことで、いよいよSFオカルトのキャラへと旅立ってゆくプレデターへの賛歌的作品です。
出演:ダニー・グローヴァー,ゲイリー・ビジー,ルーベン・ブラデス,マリア・コンチータ・アロンゾ,ビル・パクストン,ロバート・ダヴィ,ケント・マッコード
監督:スティーヴン・ホプキンス 1991年
BOSS的には・・・★☆☆☆☆
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