BOSS's Column

地球で暮らすエイリアンたちを監視する最高機密機関「MIB」の活躍を描くシリーズ続編です。915本目の映画投稿です。

捜査官K（トミー・リー・ジョーンズ）とJ（ウィル・スミス）が、地球の危機を救ってから5年。Kは引退し、Jは今やMIBでもエリート捜査官となっていましたが、なかなかパートナーに恵まれず、パグ犬エイリアンのフランク＝エージェント（F）を相棒に任命される始末。

そんなある日、セクシーランジェリーモデルに化けた宇宙一凶悪なカイロシアン星人のサーリーナ（ララ・フリン・ボイル）が、強力なパワーを秘めた「ザルダンの光」を求めて地球にやってきます。

MIB本部を襲撃し乗っ取りに成功した彼ら。一方、難を逃れたJは、本人の希望でMIB時代の記憶を消し、田舎の郵便局で働くKを訪ねます。実は25年前、カイロシアン星人に追われて滅んだザルタンの王女から「ザルダンの光」を託されたのが捜査官Kだったのです。

記憶を取り戻したKとJは、善良なザルタン星人ベンの殺害現場を目撃したローラ（ロザリオ・ドーソン）の持つブレスレットに秘密が隠されていることを突き止めますが・・・。

大ヒットとなった前作「メン・イン・ブラック」の続編です。

前作のエンディングでは、確かにKは引退しますが、Jはリンダ・フィオレンティーノ扮するLと組んだはず・・・

が今回はそれではお話が展開しないからか、Lは元の検視官の仕事に戻りたくて記憶を消したということにして、再び千両役者のトミー・リー・ジョーンズが登場します。

続編を想定していなかった前作の大ヒットの肝となったハイスピード・ドタバタ劇はさらにパワーアップ。というか、パワーアップしすぎて、ちょっと笑いがついていかない状態。ヒロインのロザリオ・ドーソンは鼻孔の非対称が気になる美女ですが、いまいち親近感を持てないままにエンディングを迎えます。

前作を見て出演を熱望したというマイケル・ジャクソンもエイリアン役でちらっと出ますが、逆に違和感ありありとなってしまいました。

ということで、ちょっと老けてしまったKと初々しさの無くなったJの光速コメディはいまいち。それでも、3作目へと続きます。

出演：トミー・リー・ジョーンズ,ウィル・スミス,リップ・トーン,ララ・フリン・ボイル,ロザリオ・ドーソン,ジョニー・ノックスヴィル

監督：バリー・ソネンフェルド　2002年

BOSS的には・・・★★☆☆☆

もっとムービー・アーカイブスはこちら >>> 「ムービー・インデックス」