2016.03.09
The Glimmer Man 邦題:グリマーマン
猟奇連続殺人事件に隠された陰謀に挑む刑事の活躍を描いたアクション作品。913本目の映画投稿です。
ロスアンゼルス。カップルを襲いキリストに模して犠牲者を磔刑にする連続猟奇殺人事件が起こります。NYから赴任してきたコール(スティーヴン・セガール)とロス市警の殺人課刑事ジム(キーナン・アイヴォリー・ウェイアンズ)はペアを組んで捜査に当たります。
そして今回の被害者は、なんとコールの前妻と再婚した夫でした。二人は容疑者を検挙しますが、元妻の殺害は別の犯人だとコールは確信します。
やがてジムは、コールがかつて「グリマーマン」と呼ばれ、ベトナムや各地で活躍した特殊工作員だったことを知ります。
そして、コールの元上司ミスター・スミス(ブライアン・コックス)が街の顔役ドナルド(ジョン・M・ジャクソン)と組んで、ロシアから流出した核兵器を密輸していた事実が明らかになります。
「沈黙」を冠しないスティーヴン・セガール作品。それも連続猟奇殺人という、カンフー映画とはかなりテイストの異なる作品。しかも珍しく、セガール鼻血出ます。
と言うのは映画が始まる前までの先入観にすぎず、始まってみればやっぱりのセガール作品の一つ。つまり「沈黙シリーズ」のひとつ。新人のキーナン・アイヴォリー・ウェイアンズを使ってのバディ構想も、いまひとつしっくりこないまま終了します。(^-^;
ファイナルサプライズもなく、リアリティとしての事件の必然性も薄く、結局はやっぱりセガールの格闘技を楽しむための作品であります。つまり、最後は肉弾戦!
まあ、いつもならのんびりと楽しめる「沈黙シリーズ」に、ちょっと猟奇的緊張感を持たせた作品です。
ちなみに「グリマーマン」とは,気付かれないうちに一瞬で敵を倒す主人公に付けられたあだ名です。
出演:スティーヴン・セガール,キーナン・アイヴォリー・ウェイアンズ,ボブ・ガントン,ブライアン・コックス
監督:ジョン・グレイ 1996年
BOSS的には・・・★★☆☆☆
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