万葉の旅
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2008.05.15
万葉の旅
古(いにしえ)に恋ふる鳥かも弓弦葉(ゆずるは)の御井(みい)の上より鳴きわたり行く 弓削皇子
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2008.04.26
万葉の旅
玉くしげ覆ふを安み明けて行かば君が名はあれど吾が名し惜しも 鏡大女
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2008.04.08
万葉の旅
うらさぶる情(こころ)さまねしひさかたの天の時雨の流らふ見れば 長田王
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2007.11.07
万葉の旅
み吉野の山のあらしの寒けくにはたや今夜(こよひ)も我がひとり寝む 作者不詳
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2007.09.14
万葉の旅
ひむがしの野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ 柿本人麿
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2007.08.31
万葉の旅
阿騎の野に宿る旅人うちなびき寐(い)も寝らめやも古(いにしへ)おもふに 柿本人麿
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2007.08.17
万葉の旅
恋ひ死なむ後は何せむ生ける日のためこそ妹を見まく欲りすれ 大伴百代
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2007.08.10
万葉の旅
英虞(あご)の浦に船乗りすらむをとめ等(ら)が珠裳の裾に潮満つらむか 柿本人麿
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2007.07.27
万葉の旅
ささなみの志賀の大曲(おおわだ)よどむとも昔の人に亦も逢はめやも 柿本人麿
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2007.07.23
万葉の旅
春過ぎて夏来るらし白妙の衣ほしたり天の香具山 持統天皇
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2007.07.18
万葉の旅
うつせみの命を惜しみ波に濡れ伊良湖の島の玉藻苅り食(お)す 麻続王
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2007.07.11
万葉の旅
天の川霧立ちわたる今日今日と我が待つ君し舟出すらしも
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2007.07.06
万葉の旅
嘆きつつますらをのこの恋ふれこそ我が髪結ひの漬ちてぬれけれ 舎人親王
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2007.07.06
万葉の旅
紫草のにほへる妹を憎くあらば人嬬ゆえにあれ恋ひめやも 大海人皇子(天武天皇)
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2007.07.04
万葉の旅
あかねさす紫野行き標野(しめぬ)行き野守は見ずや君が袖振る 額田王
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2007.06.27
万葉の旅
三輪山をしかも隠すか雲だにも情(こころ)あらなむ隠さふべしや 額田王
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2007.06.25
万葉の旅
渡津海の豊旗雲に入日さし今夜の月夜清明けくこそ 天智天皇
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2007.06.19
万葉の旅
立ちて思ひ居てもぞ思ふ紅の赤裳裾引き去にし姿を 作者不詳
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2007.06.16
万葉の旅
吾背子は仮廬作らす草なくば小松が下の草を刈らさね 中皇命
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2007.05.23
万葉の旅
山越の風を時じみ寝る夜落ちず家なる妹をかけて偲びつ 軍王